トランクルームと賃貸相場
こんにちは!
スタッフ1号です。
ここしばらくで秋が深まったというか、冬へまっしぐらの気候となってきましたね。
先日はスーパームーンもあり、十五夜お月さん♪~を思い出しました。
と言っても十五夜自体は、毎年変わるそうで、今年は9月15日だったようです。
ということ?で、トランクルームと賃貸相場について書いてみようと思います。
そもそも「トランクルーム」という言葉ですが、実は造語なのです。
と言っても私も知らな方ので、ネット検索してみたのですが、、、、(^_^;)
三菱倉庫による造語なのだそうです。
海外では「セルフストレージ」という言い方になるようです。
国によって市場規模はまちまちですが、アメリカを例に出すと2012年のデーターとはなりますが、1兆8000億円超の市場規模で、同時期の日本は489億円あまりと36倍超の市場規模があるようです。
アメリカの国土は日本の25倍もあるのに何故トランクルームを使うんだろう?(日本の家はウサギ小屋ってバカにするくらいなのに)という疑問も湧きますが、ともかく結構大きな市場規模を誇っています。
日本のセルフストレージ(トランクルーム)は現在、倉庫業法に基づく「トランクルーム」(物品の補償義務が生じる)、ビルや専用施設の室内を区分けして賃貸する「レンタル収納スペース」(不動産賃貸に準じる)、主に屋外でコンテナを設置して貸し出す「貸しコンテナ」の3つに大きく分類できます。
弊社MoreStorage新板橋はこのうちの「レンタル収納スペース」に当たるわけですが、ここ数年で、特に都内はいたるところでトランクルーム(レンタル収納スペース)を見かけるようになりました。(まぁ、この事業に携わるようになったので、特に目に入るようになったのかもしれませんが。)
私なりにこの理由を考えてみたのですが、都内では、2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)中心に再開発、建て直しが活発になっています。そして政府主導による金利政策(マイナス金利含む)で、団塊世代の相続対策や現役サラリーマンをターゲットにした不動産投資も活発になっています。
これだけみれば、トランクルームが増える理由はあまりないのですが、ここに需要と供給のギャップが生まれているのです。
現在、都内ではほとんどの区において新規の建物を建てる場合は居住面積の最低面積を確保する条例が設けられています。一戸建てやマンションなど様々な基準が設けられているので、詳細は省きますが、ざっくり言うと小さな部屋や建物を作ることが難しくなる、というものです。
また、借り入れ金利はほぼ最低と言っても良い基準ではありますが、建築費の高騰が続いています。年単位で言えば多少のバラつきはありますが、バブル以降、基本的には右肩上がりとなっています。
つまり、「新築の建物は新しくて広さがあるけれど、建設コストも掛かっているので、そのぶんコスト(家賃)が高くなる。」
ということになります。
たまに区ごとの平均収入の特集が雑誌やWebで特集されたりしますが、
1位の港区、2位の千代田区、3位の渋谷区は別格としても、賃貸の家に住んでいる場合は賃料を気にしなくて良い収入ではありません。実際に都内の賃貸の平均賃料はワンルーム・1K・1DKで約84,000円、1LDK・2K・2DKだと約132,600円、3LDK~4DKだと205、000円弱にもなります。
これはあくまで平均相場なので、新築だと少なくとも1割~2割は割高になるでしょう。また、都内の物件はもともと狭い土地でいかに収益を上げるかが一つのポイントであるので、古い建物はワンルーム16平米以下というものもザラにあります。
この様な状況下で、新築の建物が増えているとはいえ、簡単に引っ越しが出来るわけでもなく、かと言って生活用品も簡単に減らせるわけではないという状況のもと、トランクルームの需要が増えた結果のトランクルーム増なのではないかと思います。
ちょっと長くなりましたが、年末にさしかかり、1年の総決算、大掃除の時期でもあります。
お引越しを考えておられる方もいらっしゃるかと思いますが、改めてトランクルームを検討されてみるのはいかがでしょうか?